かごしまんまだより

平成27年11月25日 かごしまんまだより【かごしまんま商品ページの見方】

【かごしまんま商品ページの見方】

美味しそうな写真や購買意欲を刺激する言葉や文章は意図的に避け、正直な説明・印象や味を簡潔に述べるようにしています。

反対に、特に力を入れているのは原材料表示です。

実際の商品に添付してある原材料表示ではわからない内容をメーカー・生産者さんから商品規格書を頂いてできる限り詳しく記載しています。

例えば【調理済みでラクラク!やわらか手羽煮込み】という商品。

実際の商品の原材料表示は『鶏肉(国産)、醤油(原材料の一部に小麦・大豆を含む)』だけです。

でもその醤油の商品規格書を見ると、原材料は大分県産小麦、大分県産大豆、アルコール。

さらにこのアルコールの二次原料を見ますと、サトウキビ・トウモロコシ(ブラジル・アメリカ・遺伝子組み換え不分別)とあります。

曖昧な表示ですがこれは「遺伝子組み換えである」ということです。

これまでたくさんの商品規格書を見てきましたが「遺伝子組み換えである(以下GM)」という記載を見たことがありません。

GMなものは全て『GM不分別』という表記です。

この仕事を通して、どうやら日本では消費者の目に触れる食材には全て「GMでない」原料が使われ、消費者の目の届かない業務用食材(アルコール・醤油・植物油など)の二次原料にはほとんど「GM不分別」の原料が使われていうのだということがわかりました。

実は日本はGM作物の輸入大国です。

そして日本で消費されるGM原料の大半は家畜の飼料と醤油と油です。

さらになぜか醤油・油などの食材には例外的にGMの表示義務がありません。

国の説明によると「醤油や油になるとDNAやタンパク質が残らないから」。

『不分別』という姑息な表記といい、一番GMが使われている醤油や油だけ表示義務から外すやり方といい、何かおかしいと感じます。

添加物表記も同様です。

添加物も商品への表示義務がありますが、抜け道はたくさんあります。

油や砂糖を精製するときに使われる加工助剤、乳化剤、二次原料の添加物等は商品への表示義務がありませんし、化学調味料も「アミノ酸等」という栄養素チックな表示でOKなのが現状です。

また、かごしまんまの魚の干物類は無添加ですが、厳密に表記すれば、灰持酒の中に微量に使用されている醸造用糖類の二次原料にはごく微量に添加物が入っています。

それも全て正直に記載しています。

このように、ごまかしだらけの原材料表記が溢れる日本の食材の現実・現状を知っていただきたい、という願いも込めてできるだけ詳細に原材料表記しているのがかごしまんまの商品ページです。

かごしまんまの商品は、できるだけ添加物・放射能・GM・農薬を避けたものを商品化していますが、「変人のようにこだわっていてもこれだけのものが実は隠れて原材料に入っているものなのだなあ。だから市販の一般的な商品はもっと隠れて色々なものが入っているのだなあ」と消費者の皆さんが知っていただければいいな、という願いを込めて今日もせっせと詳しすぎる原材料詳細を載せて商品ページを作っています。

かごしまんまの商品ページのメインはまぎれもなく『原材料表示』です。

日本一詳しく正直に書いていくことを目指しています。

そしてなるべくここがシンプルな食材、かつ一般の人が買い続けられる価格帯の食材をこれからも商品UPしていきますね。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

株式会社 かごしまんま

山下 理江(ツイッターID @riesea りえし)

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